TOPページへ 朝日新聞専売所Y・N・Cの折り込みミニコミ紙ご近所の散歩道から(40)≠謔

“水と緑の回廊”を歩く
木ノ内博道

地図はクリックで拡大します↓ ※参考資料…市川市ホームページより

「水と緑の回廊」の地図
 秋晴れの日曜日、そうだ「水と緑の回廊」を歩こう、と思い立ちました。京成国府台の駅から江戸川の土手にでて里見公園のほうに歩きます。川面は鏡のように穏やか。青空も深い。秋の空を「きめの細かな空」と形容したのは高村光太郎だったか…。里見公園は何度も来ているので、公園の奥のほうの楓の植わっているエリアを覗いて国府台緑地に向かいます。里見公園の楓のエリアは11月末ごろ紅葉が見事なので、いわば確認。
 里見公園から国府台緑地まで、案内板を頼りに移動しますが意外に近いのでびっくり。木立を歩いていると、木漏れ日が背中を暖かくしてくれます。市川にもこんなところがあるのか、と思わせる里山風な小路を歩いていると、市川・松戸道路にでます。そこを渡って、じゅんさい池方面に歩くと、じゅんさい池緑地にでます。入り口のところには大きな土管が3つあって、通称「土管公園」。子どもに人気のスポットです。なんの変哲もない公園なのですが、ゴロンとしている土管がいいのでしょう。
 じゅんさい池緑地も国府台緑地同様よく手入れされていて、うっそうとした感じはありません。小鳥の声が聞こえてきたのであたりを見回すと、カメラをもった男の人が小鳥の鳴き声のする小さな機材を空に向けています。鳥を呼び寄せて撮影しようというのでしょう。しかし空から聞こえるのはカラスの鳴き声だけ。
 その男性も次の緑地、小塚山公園に向かうらしく私も後をついて行きます。途中、小塚山フィールドアスレチックがあったのでしばし休憩。閑散としていて、ものさびしいくらい。小塚山公園はやや薄暗く、蚊も飛んでいるので足早に急な階段を下りて、堀之内貝塚公園に向かいます。市川歴史博物館、市川考古博物館があって考古博物館を覗くと、大きなクジラの骨が天井近くに展示してあります。係りの人が言うには市川郵便局あたりで出土したとか。脊椎の骨の一つを持ってきて触らせてもらいました。また、近くの外環の工事現場から出土したさまざまなものを説明してもらいました。
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 ここまでで疲れも出てきたので、堀之内緑地を抜けて北国分駅へと向かいます。今回はひとり散歩でしたが、家族でのウォーキングにはまた違った楽しみもあることでしょう。
案内人:木ノ内博道
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国府台緑地 じゅんさい池緑地内の土管
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